筋トレと食事制限をしているのに効果が出ない理由の解説

筋トレと食事制限をしているのに効果が出ない理由を解説します。効果が出ていない人は思い当たる点がないか、確認してください。

正しく管理・制限できていない

筋トレで痩せるには、筋肉を増量して基礎代謝を上げて体脂肪を落とす必要があります。筋肉が増えないような不規則な食事、目的に合っていない食材・メニュー選び、間違ったカロリーコントロールなどをしている人は、効果は期待できないでしょう。

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必要な栄養が摂取できていない

たんぱく質・脂質・糖質の三大栄養素はもちろん、各栄養素が本来の働きをするためには、ビタミン・ミネラルも必要です。栄養不足はもちろん、過剰摂取でも身体作りはスムーズに進みません。

筋トレの食事制限を成功させるコツ

筋トレと食事制限の内容は、目的によって変わります。
筋肉量を減らさない・筋肉量を増やしたい・減量したい場合のポイントを、それぞれ解説します。
いずれも、必要な栄養が不足しないような食事コントロールが大切です。

筋トレと食事制限で「筋肉量を減らさない」ためのポイント

筋トレと食事制限で筋肉量を減らさないためには、筋肉の原料となるたんぱく質をしっかり摂り、エネルギー不足にならないよう、欠食せずに1日に必要なカロリーを確保してください。

たんぱく質不足・エネルギー不足で筋肉分解が進む

筋肉は、たんぱく質でできています。食事制限でエネルギーが不足すると、身体は筋肉内のアミノ酸をエネルギー源として使うのでたんぱく質(筋肉)の分解が進みます。エネルギー不足による筋肉の分解が起こらないよう、十分な栄養を摂ることが大切です。

欠食も筋肉分解のリスクがある

空腹状態が続いても、身体は筋肉を分解してエネルギーとして使い始めます。脳が「身体が飢餓状態」と認識し、脂肪をためこみやすい体質に変化するため、トレーニングとたんぱく質補給を継続して欠食を避けてください。

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筋トレと食事制限で「筋肉量を増やす」ためのポイント

筋肉を増やすためには、PFCバランスを意識した食事が重要です。
PFCバランスとは、三大栄養素の「たんぱく質=Protein」「脂質=Fat」「炭水化物=Carbohydrate」のバランスです。筋肉を増やしたい場合は、P:F:C=30%:20~30%:40~50%がオススメです。それぞれの栄養素を解説します。

たんぱく質

たんぱく質アミノ酸で構成され、筋肉・骨・血液などを生成する成分です。酵素・ホルモンなど身体の機能を調整する働きがあります。
エネルギー源にもなる栄養素のため、不足すると筋肉がつきにくくなります。

脂質

脂質は細胞膜・ホルモンの構成成分です。長時間運動で効率の良いエネルギー源になり、脂溶性ビタミンの吸収をサポートします。
脂質が不足すると、肌が乾燥しやすくなり、便秘の原因にもなります。

炭水化物

炭水化物は、運動する際のエネルギー源として必要な栄養素で、消化吸収される「糖質」と消化されない「食物繊維」に分かれます。
炭水化物が不足すると、体内ではたんぱく質を分解してエネルギーとして使われますが、過剰に摂取すると体脂肪として体内に蓄積されるので注意が必要です。

チートデイを設ける

食事制限の基本は「消費カロリー>摂取カロリー」ですが、厳しすぎる制限はストレスがたまり、反動が起きがちです。停滞したと感じたら、逆にチートデイ(なにを食べても良い日)を作り、いったん食事制限をなくし、好きなものを食べましょう。

チートデイは精神的な効果はもちろん、代謝の停滞を防いで停滞期を突破する効果が期待できるといわれています。

食事制限をすると、身体は少ないカロリーに慣れてしまいます。基礎代謝が低下し、消費カロリーが減少するため、減量が進まなくなりがちです。チートデイを作ってたくさん食べて身体の消費カロリーを増やすことで、もう一度、体重が減少して行きます。

チートデイの正しい方法と始める目安は、以下の記事で解説しています。チートデイに興味のある人は、参考にしてください。